高い費用対効果を実現。配布1週間で100万円超の受注を獲得したオフライン施策

プロジェクト概要

昭和45年創業の地域密着型工務店(鈴木工務店様)の、近隣エリアの戸建て住宅をターゲットとした受注獲得ポスティングチラシ(A4)の制作プロジェクトです。「昭和から続く実績と安心感」を直感的に伝える温かみのあるデザインを追求しました。また、本プロジェクトではChatGPT、Gemini、Adobe Fireflyなどの生成AIツールをワークフローに本格導入。企画構成からオリジナルイラストの生成、入稿用データの生成拡張までをAIと協働で行い、短納期・高品質な実導入レベルのDTPデザインを実現しました。

基本情報

  • 媒体: A4サイズ・片面ポスティングチラシ

  • 配布エリア: 店舗の近隣地域、築15年以上の戸建て住宅にお住まいの方(特にシニア〜ファミリー層)

担当領域

グラフィックデザイナー / AIディレクター
(ページ構成・情報設計 / AIプロンプトエンジニアリング / グラフィックデザイン / 入稿データ作成)

プロジェクトの目的と課題

  • 近隣地域からのリフォーム・修繕の受注増加: ポスティングという特性上、一瞬でターゲットの目を惹き、捨てられずに手元に残るチラシを作ること。

  • 「老舗の安心感」の視覚化: 56年の歴史と確かな技術力を担保しつつ、初めてのお客様でも気軽に相談できる「アットホームで温かみのある印象」をデザインで表現すること。

施策とこだわったポイント

1. 社会的背景を見据えた「地元密着・確かな実績」を伝える温かみのあるデザイン

昨今、建築見積もりを巡る詐欺や悪質な業者の横行が社会問題となっている背景を踏まえ、ユーザーが抱く「怪しい業者ではないか」という不安を払拭することを最優先課題としました。昭和45年創業という歴史と「地元の実力・実績ある大工が直接施工する」という強みを前面に出し、木目調のあしらいや温かみのあるトーンを採用。地域住民が心理的ハードルなく、安心して我が家の相談を任せられるアットホームなブランディングをデザインで表現しました。

2. 生成AI画像の文字崩れを克服する、徹底した手動テキストの再構築

デザインの効率化にAIを活用しつつも、実務における品質を担保するため、細部への手動調整にこだわりました。AI生成画像特有の課題である「テキスト(特に漢字)の表記の崩れや不自然な誤字」を解消するため、生成された画像内の文字はすべて一度削除して背景のみにする処理を徹底。その上で、Photoshopを用いて正確なテキストを一から手動で入力・配置し直し、美しく可読性の高いタイポグラフィへと仕立て直しました。

3. 商業印刷(DTP)の要件を満たす高解像度化と生成塗り足し・現物検証

生成AIが出力する画像はラスター形式であり、そのままでは印刷に適した解像度や仕様を満たせないという技術的課題がありました。これに対し、Photoshopのスーパーズーム機能を活用して商業印刷に耐えうる解像度への引き上げを実施。さらに、AIでは一発で作成できない印刷用の「塗り足し(ドブ)」部分は、Photoshop(Firefly)の生成拡張機能を駆使して違和感なく補完しました。最終的にはデータ上だけでなく、実際に印刷した現物を目視で厳格にチェックし、画質や文字のボケが一切ないことを確認した上で完全データとして完成させました。

成果・評価

配布からわずか1週間で100万円超のリフォームを受注し、施策単体での利益化(投資回収)を達成

2026年5月21日にポスティングを実施後、約1週間でチラシを見た顧客から問い合わせを獲得。速やかな現場調査と見積もりを経て、床全面張替え・クロス張替え・キッチン交換を含む総額100万円超の大型リフォーム工事の受注へと直結しました。

【費用対効果(ROI)の実績】

  • マーケティング費用: 計15万円(ポスティング費用12万円 + チラシ印刷代3万円)

  • 獲得成果: 100万円以上の工事受注

  • 結果: 初回のポスティング施策でありながら、たった1件の受注でマーケティング費用15万円を完全に回収。工事原価や広告費を差し引いても工務店側に利益が残る結果となり、施策単体での高い費用対効果(プラスのROI)を証明しました。